「青花の会|工芸祭」閉幕しました
2020年2月17日exhibition
2020年2月17日exhibition
2020年2月17日exhibition
2020年2月17日exhibition

昨日をもちまして、「青花の会|工芸祭2020」が盛況のうちに閉幕しました。ご来場下さいました方々に、心より御礼申し上げます。主催者である「青花の会」の菅野康晴さん、猿田詠子さん、共に監修を務めた「ギャラリーうつわノート」の松本武明さん、そして出展ギャラリーの皆様と、1年以上前から準備を進めてきたので、今は無事終了した安堵感と"祭りの後"の寂しさを感じています。各ギャラリーが、「『生活工芸』以降の工芸」という主題をそれぞれの解釈で展示を通じて表現し、2020年という現在とこれからを感じて頂ける場となったと思います。わずか3日間の催事でしたが、ギャラリー、作り手、お客様それぞれに今後につながる何かが残り、広がっていくことを願っています。

「青花の会|工芸祭」のお知らせ
2020年2月 7日exhibition
2020年2月 7日exhibition
2020年2月 7日exhibition
2020年2月 7日exhibition

新潮社青花の会主催による「青花の会|工芸祭2020」が、2月14日(金)〜16日(日)の3日間、BOOTLEG gallery(神楽坂・江戸川橋)を会場に開催されます(14日は青花会員とご同伴者のみ、15日・16日はどなたでもご入場頂けます)。主題は、「『生活工芸』以降の工芸」。全国から集まった12軒のギャラリーが、その主題をもとに、それぞれテーマを設けて展示販売を行います。私は、「ギャラリーうつわノート」の松本武明さんと共に監修を務め、出展者としても参加いたします(Gallery SUブースでは、「風穴(かざあな)」をテーマに、金工作家の秋野ちひろさんの作品を展示します)。詳細は、下記をご参照下さい。皆様のご来場をお待ち申し上げております。

「青花の会|工芸祭」秋野ちひろさん出品作品
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition

青花の会|工芸祭2020」に出品予定の秋野ちひろさんの作品をご紹介します。2枚の写真は、同一作品を向きや角度、時間帯を変えて撮影したものです。秋野さんはいつも、空間や周囲との関係性のなかで、作品の向きを自由に変えながら展示を行います。今回、会場となるBOOTLEG galleryは、製本工場だった建物を、もとの雰囲気は残しつつ改修した強度ある空間。作品が空間を変容させ、空間が作品の新たな力を引き出す......両者の響き合いも楽しみにお越し下さい。



   秋野ちひろ Pillow1.jpg     秋野ちひろ Pillow2.jpg

「青花の会|工芸祭」に向けての主題・文章
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition
2020年2月 6日exhibition

青花の会|工芸祭2020」が、いよいよ2週間後に迫ってまいりました。いずれも強い個性を持つ12軒のギャラリーが一堂に会すると、どのような"場の力"が生まれるのか、今からとても楽しみです。ご来場下さる皆様も、この時代の工芸とギャラリーを取り巻く状況を作り出す当事者として立ち会って頂ければ幸いです。下記が、工芸祭に向けてのGallery SUの主題・文章です。


主題|風穴(かざあな)

出品|秋野ちひろ(金属/埼玉県在住/1979年生)


私がギャラリーを開いた2010年は、金沢21世紀美術館で「生活工芸」展が開催され、一連の潮流が言説的にも位置づけられ始めた頃である。一方で工芸ギャラリーが個々に作家を見出して育てる努力をせず、一部の人気作家達に頼る風潮も蔓延していた。

自分はその列に連なることはしたくないという考えと、日用の器ブームの続く工芸の世界に新風をという思いから、Gallery SUでは、まだあまり世に知られていない作家の造形作品を紹介し続けてきた。同世代の作家に、実用の道具よりも用途のないものに惹かれる感覚を持つ人が増えてきていたことも、その方向性を後押ししてくれた。

SNSにも頼らずによくやっていけていますねと言われることは度々だが、ヴァーチャルな世界の影響力がますます強まっていく時代だからこそ、実店舗を持つギャラリーの仕事において大事なのは、作家と対話を重ねて新たな可能性を引き出し、いまここでしか見られない展示を行い、訪れる方に体感して頂くこと......その直接的な交流だと考えている。

工芸祭の展示テーマを「風穴(かざあな)」としたのは、何かが(誰かが)勢いを増し始めると一斉にそちらへなびくような、工芸とギャラリーを巡る閉塞した状況を変えていきたいという思いからである。監修者としても、それぞれの場所で新しい風を起こす仕事をしているギャラリーを選び、出展を依頼した。

出品作家の秋野ちひろさんは、2011年の初個展以来、毎年Gallery SUで個展を開催している作家である。まったく無名だった彼女が、道具ではなく、さりとて重厚感ある彫刻でもない、既成のジャンルには属さない軽やかな真鍮の造形作品を発表し続け、回を重ねるごとに自分の世界を開花させていく過程を見守ってきた。その作家としてのあり方も作品も「風穴」的だと感じており、今回のテーマを体現してくれることと思う。

「工芸青花」13号に堀江敏幸さんによる連載
「ロベール・クートラスをめぐる断章群7」掲載
2020年2月 6日publicity
2020年2月 6日publicity
2020年2月 6日publicity
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雑誌「工芸青花」13号(2020年1月30日刊行)に、作家の堀江敏幸さんによる「ロベール・クートラスをめぐる断章群7」が掲載されています。今回は、クートラスの20代後半から30代後半にかけての足跡が丹念に辿られています。ぜひご一読下さいませ。

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